サラリーマンがセミリタイアする手順
サラリーマンが仕事を辞めて、セミリタイアしたいと考えるときに始めに想定するのが、生活できるだけの配当金を得ることではないでしょうか。
ここではセミリタイアに必要な金額、年数を明確にした後に、具体的な手順を検討してみたいと思います。
※セミリタイア後の生活費、所得金額、毎月積立できる金額など各家庭の状況によりバラバラだと思いますので、我が家の状況で計算した結果を記載します。
【結論】
セミリタイア資金 5000万円
必要な年数 約15年
手順 ①毎月積立投資を行う。
②生活コストを落とす。
③収入を増やす。
④積立額を増やす。
※計算条件
・毎月収入から15万円、ボーナスから20万円投資
・セミリタイア後は毎月20万円で生活
・投資から年平均5%の運用益が得られる
【手順】
以下に具体的な手順を書き出してみます。
①給料からセミリタイア資金として一定額を天引きし積立投資するように設定する。
②生活スタイル、固定費を見直し生活コストを下げる。
③時間単価が上がるように、昇給、転職、副業、共働きなどする。
④給料からの天引き額を増やし、投資額を増やす。
セミリタイア後のビジネスの準備をする。
⑤セミリタイア資金が5000万円貯まるまで①~④を繰り返す。
⑥貯めた5000万円を高配当株などに振替て配当金で生活しながら、ビジネスを緩く行い余剰資金を稼ぐ。
高額な投資を伴う、不動産、太陽光発電などの投資は一気に不労所得を得られますが、高額なローンを組んで行うことから、知識、経験を積んでから取り組むのが良い気がします。
※私は小心者で尻込みした経験しかないのでここではふれられません。。
【ポイント】
特に大事だと思う手順について、ポイントを書き出してみます。
①給料からセミリタイア資金として一定額を天引きし積立投資するように設定する。
・毎月固定金額を自動引き落としにする。
生活費を使った後に余ったら投資するという形では投資できたりできなかったりで計画が前に進まない可能性が高くなると思います。
証券会社等の自動引き落としサービスで低コスト投資信託等へ強制的に積立を実施する仕組みを設定し、とにかくスタートを切ることが大事だと思います。
・iDeCo、積立NISAを活用する。
サラリーマンにとって数少ない税制上の優遇措置です。それぞれの制度に一長一短ありますが、セミリタイアを目指し長期に積立投資をするのであれば利用すべきかと思います。
・リスクをとりすぎない。
あまりにリスクをとってしまうと、金額が中々積み上がって行きづらい気がします。
よほどの精神力がないと残高が増えず、継続できなくなり、取組み自体を辞めてしまう最悪の結果になりがちです。
セミリタイアを現実的に目指すのであれば、派手さはないですが、3〜5%の利回りを毎年積み上げていくのが王道かと思います。
②生活スタイル、固定費を見直し生活コストを下げる。
・世帯収入の半分で生活するようにする。
収入の25%を貯蓄するのが一般的に目標とされてます。我が家の場合は、正社員の共働きということもあり、世帯年収がある程度確保できるので、一人分の収入をセミリタイア投資に回しています。
・家計見直しは固定費から実施する。
住居費、携帯、光熱水費、保険代金などの固定費から見直すのがストレスが少ないと思います。
一度見直せば、後は勝手に見直し後の金額が引き落とされます。
逆に、食費・娯楽費などの変動費を我慢するのはとてもストレスが溜まるし、強靭な意思が必要です。毎月(毎日)自分の意思を試されとても辛い上に、ストレスで何かの拍子にドカッと吐き出してしまう可能性があります。
我が家は、食費、娯楽費は家庭円満のため、あまり意識して節約はしてません。。
⑥貯めた5000万円を高配当株などに振替て配当金で生活しながら、ビジネスを緩く行い余剰資金を稼ぐ。
・セミリタイア後に毎月いくらの生活費で過ごすか?
セミリタイア後の生活費をいくらにするかで、必要な資金はかなり変わってきます。
田舎で自給自足するなら、極端な話、生活費は10万円以内ですますことも可能です。
(我が家の生活費は、家賃、食費、子育て費用を除くと約5万円です。。※車費用(購入、維持、保険)、国保等は含んでも+2〜3万円程度と想定してます。)
そうなると必要な積み立て資金は2400万でよいことになり、かなり身近な金額になります。
逆に毎月40万の生活費とすると、1億円は必要となり敷居が一気に高くなります。
個人の価値観によるところもありますが、セミリタイアすることを優先するなら生活費は上げすぎないほうが良いと思います。
【まとめ】
この記事を読んで、セミリタイアを目指して見ようかなと思われた方は、まず手順①、②に取り組まれることをオススメします。
スタートを切ると、色々情報が集まってくるので、積立金額はいくらがいいか?どの投資信託がよいかなど考えて立ち止まるよりは、少し適当でもスタートを切るほうが知識も貯蓄も貯まると思います。
【参考】
お役に立つか分かりませんが、我が家の取組みを
あるがまま書いてます。お時間があれば、こちらも読んでみて下さい!
我が家の投資戦略です。
http://kanetinkun.hatenablog.com/entry/2019/02/11/070910
我が家の毎月の生活費、取り組んだ節約方法です。
http://kanetinkun.hatenablog.com/entry/2019/09/25/080354?_ga=2.176193701.1267586994.1566942278-93350450.1562986717